🌸令和六年二月十二日 初午祭 光明稲荷神社
皆様こんにちは。光明稲荷神社 神職
高野です。
穏やかに晴れた気持よい春の朝です。
令和六年二月十二日、 初午祭を執り行わさせて戴きました。
この度の初午祭にも崇敬者様の様から沢山の心温まる
ご奉納の品々、初穂料お納めいただきました。
渡邊様 和田様 井出様 袖山様 小山様 塚本様
皆さま、お忙しい中、お心遣い戴きまして
誠にありがとうございます。
皆様の感謝の心を大神様にお伝えさせて戴き
また、益々のご多幸をお祈りさせて戴きました。
稲荷社では、立春から初めての午の日に行います。
それは、稲荷大神様が初めて伏見稲荷山の三つ峰に
御鎮座されたのが、和銅四年 初午の日。
稲荷大神様がご降臨あそばされた日、
目出度き日である初午の日に
各地では御祭りを執り行っております。
(※稲荷社によっては斎行されない神社もございます)
初午の日は、暦で毎年変わります。
令和六年は二月十二日が初午の日となりました。
本日は日本全国の稲荷社で初午祭が賑やかに執り行われた
事と思います。
ちなみに、当社がご奉斎させて戴いておりますのは
京都伏見稲荷大社のご分霊でございます。
その本社であられます京都伏見稲荷大社では午前八時より
初午祭が盛大に斎行されます。
素晴らしい雅な式典であられたことと思います。
さて、初午の日に参詣することを初午参りと言います。
前日の宵宮(よいみや)が初己(はつみ)の日、
己と身の言葉をかけて「身の福を得る」という信仰が生じ、
この日を「福参り」とも称しております。
初午の頃、立春から春めいてまいりますね。
草木が芽吹く頃、春の農事に先駆けての「豊穣を祈る御祭」
でこの日に稲荷大神様は山から降りられ田の神に還られ穀物を
芽生えさせて下さり実りの秋の十一月八日のお焚き祭の日に
山の神となり還られます。
そして冬は山に籠られて再び、翌年の初午の日には田の神と
なられることを繰り返しておられます。
稲荷大神様は世間一般には「商売繁盛」の神様として
知られておりますが、元来は「山の神」「田の神」、
つまりは「五穀豊穣の神さま」です。
私達、生きとし生けるものが生きる為に大切なもので
ある衣食住全てにおいてご守護くださいます。
商売繁盛の神として知られるようになったのは商人の勢いが
強くなった江戸時代から。商売が繁盛することはつまり、
生きる事に大切な衣食住に繋がりますので、その様な事からも
稲荷大神様を信仰される方も多くなったのでしょうね。
いずれに致しましても古事記にも登場されるこの稲荷大神様は
尊い神様であられながらも、とても身近な神様であられるのです。
初午祭も滞りなく終了しました。
さあ、いよいよ春本番です。
益々、笑顔で元気な日々となりますように!!
笑う門には福来る!!