🌸令和五年四月一日 光明稲荷神社 月次祭 「桜の花を奉納させて戴きました。感謝の心」
皆さま、こんにちは。
光明稲荷神社 神職
髙野みどりです。
本日は、令和五年四月一日。
光明稲荷神社 月次祭を
執り行わさせて戴きました。
この度も塚本様よりご奉納の酒とお品物を
賜りました。
毎月1日、月次祭にお送りいただき誠に
ありがとうございます。
私どもからは、地元で毎年、大神様のご奉納米で
お世話になっている後藤様の無農薬れんげ米を
お上げさせて戴きました。
そして、今回の月次祭には、
なんと、毎年、大神様へのご奉納米、
無農薬れんげ米でお世話になっている
後藤様の山の桜を戴き、初めて大神様に
桜の花、ご奉納させて戴きました!!
イナリダイジは山に入り、モウソウ竹、青竹
に向かい、「大神様にご奉納する桜をいける為、
花瓶を作りますので、切らせて戴きますので
どうぞご了承ください。」とお許しを戴き、
そして、後藤様の山に華々しく咲く桜の木に向かい、
「大神様へのご奉納で桜の枝を切らせて戴きます。
宜しくお願い致します。」と桜の木にお許しを
戴き切らせて戴きました。
イナリダイジ、精魂込めてお作りさせて戴き、
大神様に桜の花をご奉納させて戴きました。
今回、初めて大神様に桜の花をご奉納しました。
と言いますのも、先日、神道セミナーで
「神饌」(しんせん)の事を皆様と共に学ばせて
戴きました折、大神様にお上げしていた
昔の神饌(お供え物)で特に節供にお上げされて
いた品物に三月三日の節供には桃、
端午の節句には菖蒲、秋の重陽の節供には
菊などの季節季節に咲く花々を御膳に共にお上げするという、
なんとも風情ある神饌であったことをお伝えさせて戴きました。
四季折々の花をめでること、四季折々の実りに
感謝する日本人としての心が感じられる神饌。
なんと素晴らしいこと!!
「ぜひ、大神様に喜んでいただきたい!!」
とイナリダイジは老体にむち打ち、(笑)
先日から仕事の合間に生まれて初めてする作業、
花入れの竹の台を作ったり試行錯誤で頑張ってました。
そんなイナリダイジの精魂込めた桜の花。
大神様が大変、喜ばれまして、畏れ多くも
お褒めの言葉を沢山、沢山、戴きました。
「そなたの我らに対する思い、真心。
誠、嬉しい。魂は青空の様に澄み渡っている」と。
イナリダイジ、涙、涙、、、。
誠に感謝でございます。( ;∀;)
自然の実り、生業をさせて戴けること
へ感謝する心、すなわち、
ご神仏様への感謝なのです。
それは、神々に捧げる神饌・お供物に
感謝を込めて、真心こめて。
決して豪華でなくてもいいんです。
贅沢三昧が良し、ではないのです。
大切なのは、「心」です。
昔の人は、真摯に神々に向き合い
常に神の御恵に感謝して生きていた
のだと、神饌の歴史を紐解いた時に
改めて気づきを戴くことができました。
いつも、大神様に「神道セミナーで何を
いたしましょう。」とお聞きいたします。
すると、今回は、「神饌」とのこと。
「はて、今更ながら、神饌とは?」と
思っておりましたが、、、。(-_-;)
大神様の御意図が髙野みどり、
今更、理解できました。(笑)
大神様にお導きを戴きましたこと、
いつも本当に感謝でございます。
仕事や日常生活で失われつつある昨今。
が失われつつある時代。
改めて、立ち止まり、我が身を見つめ直す
時代かもしれませんね。
さあ、いよいよ、四月です。
春本番!!
笑う門には福来る!!
元気に参りましょう。