toggle
2022-10-16

🌸その攻撃行為は、ワンちゃんからのSOSかもしれない!? 

皆さま、こんにちは。

スピリチュアルヒーラー 髙野みどりです。

今日のお話は、「その攻撃行為は、ワンちゃんからの

SOSかもしれない!? 」です。

 

ワンちゃんのセッションでは、単に楽しくワンちゃんと話す、

というだけではなく、ワンちゃんに関する色んな悩み事。

日々のケアに関してのご相談もあります。

 

飼い主さまからの困っていることのご相談の中で

ワンちゃんの問題行動して特に多いのは、

「散歩中にいきなり他の犬を咬んでしまった」

「知っている方なのに咬みついてしまった」

「他の人や犬に向かっていきなり吠える」

などがあります。

 

これらの問題に頭を抱えておられる飼い主様。

「この子、普段は静かなんですが、他のワンちゃんと逢うと、

特に決まったワンちゃんにだけ

なんですが、もう豹変しちゃって吠えまくるんですよ。

吠えるのを止めるように言ってくださいませんか?」

「・・・・。」

うーむ。。。(;’∀’)

 

飼い主さまからすれば、我が愛するワンちゃんが

他のワンちゃんや飼い主さん目掛けて

それも、時には知っている方や普段は仲の良いワンちゃん同士、

又はその飼い主様に攻撃したりすることもあるのです。

これは、やはり相当に辛いものです。

相手の飼い主さまにしたら、ワンちゃんへの気遣いの配慮などもあり、

いろいろとご苦労されていらっしゃる事と心中お察しします。


 

さて今回は、ワンちゃん達の問題行動、と言われている

これらの行動についてのお話をさせていただきたいと思います。

私たち人間の間でも、似たようなトラブルはありますが、

何が原因であれ、先に手を出した方が悪い。

ワンちゃんも同じく扱われてしまいます。

 

特に大事にはならず、であればよいのですが、

お互いが最悪の結果を招いてしまったり

時には、命を落としたりしてしまうこともあります。

このようなトラブル。決して他人ごとではありませんね。

 

もしも、愛するワンちゃんが外で何か他のワンちゃん達に

対して問題行動を起こしたりしたとき、飼い主様の皆さんは

先ず、どのように対処されますでしょうか?

「こら、駄目でしょ!!」「悪い子ね」「やめなさい!!」

「もう、大嫌いよ」「この子ったら何度言えばわかるの?」

「全く、頭が悪いのかしら?」と言いつつ、殴ったり叩く。

リードをグイグイと引っ張って連れていく??? (-_-;)

 

大概の方はその問題行動と言われる行為について

まずは、ワンちゃんを叱る。

これはどんなに愛している子であっても、

まず、「行動を止める、否定する言葉」

まあ、簡単に言えば「怒る言葉」

が出てしまうようなのです。

「大丈夫?」「どうしたの?」とは不思議と決して言わないです。(笑)

 

「悪い事をした→叱る=しつけ」

私達も子供の頃からこの方程式にはめられて育ってきました。

ですから当然 このしつけは「正しい事」だったはずです。

 

まあ、今回のワンちゃんの場合はちょっと違う例ですが、

自分意思に反して、理解されず、叱られた、

という事は同じですかね・・・。(;’∀’)

 

この「悪い事をした→叱る→しつけ」は

「逆効果である」という事が、私が動物たちと話をしていて

これって、私たちだけではなく、動物たちも同じなんだ、

と段々、分かってきたのです。

 

確かに悪いと言われている事、失敗した事などは

時としてもっと大きな事、危険な事に繋がる、

そういう可能性がありますから、

危険を避けるために「だめ!」と子供をとにかく

その危険な状況から遠ざけなくてはならない。

 

確かにそれも状況によっては適切な判断なのかもしれません。

崖から落ちようとしている時には叱る事も大切でしょう。

けれどもお分かりの様に、これは今、お話ししている状況とは

ちょっと違います。


 

いつもはお利巧さん。いい子なのに。

それなのに、、、

ワンちゃんが何かいつもと違う行動を取ってしまった事。

それは飼い主さんに送るSOSのメッセージ、

そういう可能性もあるという事、なのです。

唯、いたずらしたくて、困らせたくて、わがままをする。

 

そんな単純な事ではないのかもしれないのです。

でも、そうではない場合もある、という事を

考えたことはありますでしょうか?

 

もちろん、時として甘やかしてしまうと

自分の我が通せない苛立ちに、ついつい、八つ当たりして

いたずらしてしまうような時ももちろんありますよね。

これは私たちも一緒です。(笑)

 

けれども、最初に悪い事として、書きました

「散歩中にいきなり他の犬を咬んでしまった」

「顔見知りの犬に向かっていきなり吠える、

仲の良かった飼い主の方にまで」

などの行為は特別なものなのです。

そのワンちゃんの心の中で今、何が起きているのか?

ワンちゃんにはその行動を起こした確固たる原因があり、

その事を伝えたいがために

究極のメッセージとして飼い主さんに送ったのです。

 

もしかしたら、自分のエネルギーエリアに侵入するものを

拒んでいるのかもしれません。

自分には身体に欠陥があり、弱い立場だから恐かった。

また最近、地震など恐い事があって不安に感じたり、

悩んだりしている事があるのかもしれません・・・

また、元々、自分の嫌いなタイプの相手だからなど、
色んな事が考えられますね。

 

以前にセッションをした際には、その原因がワンちゃん自身の

現世、あるいは前世でのトラウマだった事もありました。

このように、ワンちゃんの起こす行動には必ず

それぞれにしっかりとした理由があるのです。

ただ、叱って止めさせるだけではなく、どこに原因があるのか、

まず、そこが問題行動を繰り返させない事に繋がるのです。


 

私達、人間と同じなのです。動物たちも・・・。

ただ、私たちと彼らが違う点は、言葉でコミュニケーション

しているかいないだけ、の話なのです。

何もかも、私達が発する言葉、態度、全てに於いて

見て聞いて、分かっています。

ただ、もちろんそれを理解し納得して、受け入れるか

どうかは、その時の彼らの状況によるだけなのです。

 

では、問題行動と言われる状況になってしまった時、

そんな時にはどうしたら良いのでしょうか?

これは、人間の子供にする正しいしつけの方法

と全く同じです。

 

第一にはいきなり、ガーっと怒り心頭で「叱らない」事です。

もちろん、冷静沈着な「NO」は必要。

悪しき行為は止めなくてはなりません。

 

大事なのは、その後、です。

興奮してパニックになっていたら、落ち着かせなくてはなりません。

その時に何を言っても、興奮状態が悪化していきます。

大好きなママだという事も忘れてしまって、咬んでしまう

事もありうるのです。

とにかく、その辛い時を通り過ぎ落ち着く、

気持ちが落ち着くその時を待ちましょう。

そのためには、どうすればいいか。

 

問題行動が起きた時、飼い主さん自身で大事な事は

その問題行動について動揺しない事です。

必ず、落ち着いてワンちゃんに接してあげて下さい。

そして、ワンちゃんにとって恐怖のターゲットを

見ている視界を遮り、ワンちゃんのエネルギーエリアを

守る事をしてください。

可能ならば、抱きかかえてあげても良いです。

慌てず急がず、少しずつ、相手との距離を放して行ってください。

ワンちゃんを相手から遠ざけようと焦ってリードだけを

引っ張っただけでは駄目です。 逆効果となります。

飼い主さんの肌のぬくもり、鼓動がしっかりと感じられる距離まで

ワンちゃんを近づけてあげて守ってあげて下さい。

そして、相手と対面させ続けることは絶対に避けて下さい。

 

又、飼い主さんが予め、危険な状況になると予感がした時には、

まず、すかさずワンちゃんのエリアを守る事をしてあげてください。

そうすれば、まずは未解決、改善途中の問題行動が起こるの前に

とりあえずは、応急対処できます。

 

そして、肝心なのは、その後でのワンちゃんとの会話です。

ワンちゃんは、その行為の後もまだ、ものすごく動揺しています。

恐怖から意志表示をした自分の行為は、正しいものではないと

ワンちゃんは分かっているのです。

けれども、そうせざるを得なかった。

そんな自分を飼い主さんは分かってくれるだろうかと言う不安、

嫌われたらどうしよう。恐怖と動揺が渦巻いていて、まだ、

とても興奮状態にいます。

 

お話しする最適な時とは?

ゆったりとした時間が取れた時、普段の自分を取り戻した時、

初めて、お話をしてあげるのです。

あの行為は、良くなかったことと、あなたは本当は分かっていたよね。

頭の良い子だもの。きっと、知っていたはず。

でも、正しくないことをしてしまったね。

それは良くなかった。

だから、叱ったのだよ、と。

 

でもそれは、あなたのことを嫌いだからじゃない。

本当の意味であなたを守りたかったから。

相手は、なぜ、あなたがその行為をしなければならなかったのか。

みんな、あなただけが抱える理由をしらない。

だから、もしも、あなたの辛さや怖さを知らない相手に対して

危害を加えたりしてしまった後はどうなると思う?

きっと、あなたが悪者になってしまうよ。

 

ワンちゃんがどうしてその行為をしたのか、分からない。

もしかしたら、何か伝えたいことがあったのかもしれない。

そう考えて、その意志を尊重してあげる事です。

「気持ちは分かっているよ。大丈夫だからね」と。

けれどもこれは、「甘やかす」と言う事では決してありません。

独立した存在を認めてあげるということなのです。

そして、ワンちゃん達に自身のした事について

それを振りかえって改めて考えてもらいます。

気持ちは分かるけれど、あれは、良くないこと、

危険なことだね。相手を傷つけたら辛いし悲しいよ。

 

どうか起こした、起こそうとした行動について

決して怒らずに理解を示してあげてください。

そして、次回からはそのような事はしなくても

大丈夫なのだと言う事をしっかりとした理由と共に

お話ししてください。

愛と理解を持ってすれば必ず伝わります。

大切なパートナーである動物たちは私達、人間と

言葉を使ってコミュニケーションしないだけで、

全く同じ存在なのですから…。


 

我が愛するパートナーはアクティブで、いつも人や

ワンちゃんに対して明るく振舞っていても本当は

とても傷つきやすいナイーブな子かもしれません。

みな、それぞれに性格が違います。

家族に迎えられる前の環境は知らないことが多いと思います。

 

表現できない悩みを心の奥底にしまっていて、

飼い主さんの言う事には自分の我を抑えてしまって

いつも良い子にしている事を自分に強いているのかもしれません。

本当は、叱られると凹む子なのかもしれません。

褒められて伸びる子なのかもしれません。

どうか、その子の性格や体質をしっかりと把握し接して

あげてください。

 

そして、飼い主さんのペースではなく、その子に合ったレベルで、

ペースで、焦らずに根気よくしつけてあげる事が大切なのです。

きっと、「飼い主さんと一緒ならば大丈夫なのだ」という安心感と

共に少しずつワンちゃん自身の自信を取り戻し、怖くないんだと。

益々、飼い主様との絆を深めて行ってくれるはずです。

みなさまと動物たちがいつも元気で幸せでありますように…。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

 

※この記事は、2011/5/17 に掲載されたものを少しリライトして

アップさせて戴きました。

 

☆彡  ☆彡  ☆彡  ☆彡

COMMENT:まさおママ

DATE: 10/04/2011 20:57:39

3ワンと暮らしていると忙しくて散歩も同時なので、

それぞれのマイペース振りに振り回されてしまうのですが

お友達ワンコのトラウマみたいなものに気付く事があります。

ヒーリングを受ける前は私も怒ったりしてたのですが

理由がわかってたりするので怒るのをやめました

怒られてる友達ワンコを見るとパニックを起こしてたり

すねていたり、ヒーリングを受けてあげればみんな幸せなのになと思います。

—–

COMMENT:たかのみどり

DATE: 10/04/2011 21:40:46

まさおママさん、いつもコメントありがとうございます(m_ _m)

三頭のお散歩、ごくろうさまです。みんな、それぞれに個性があって

性格も違うし足並み揃って…ていうのは難しいですよね。(^_^&#59;)

でも、これもワンちゃん達との会話次第で改善していくことが

出来ると思いますよ!! 頑張ってくださいね。

関連記事