🌸穢れを祓う大祓詞はやっぱりすごい!!
皆さま、こんにちは。
光明稲荷 神職 髙野みどりです。
今日は、「穢れを祓う大祓詞はやっぱりすごい!!」
というお話をさせて戴きたいと思います。
※この記事は、2011年10月6日に掲載したものを
少しRewriteしたものです。
みなさんは「大祓詞」(おおはらえことば・おおはらえのことば)
ってご存知ですか??
「大祓詞」って何?? ですよね。(;’∀’)
初めてお聞きになられた方もいらっしゃるかと思いますので
ちょっと、簡単にどんなものかご説明させて戴きますと、
この大祓詞とは、数ある祝詞の中の一つです。
昔、平安時代は六月と十二月に行われた
国全体の罪穢れを祓う神事に奏上されていました。
現在は、大概の神社の朝拝などで奏上されております。
大祓詞は神道の祭祀に読み上げられる祝詞のひとつで、
中臣祓(なかとみのはらえ)中臣祓詞、中臣祭文ともいいます。
昔は中臣氏が宣読していたので、このように言うそうです。
現在は、神社庁傘下の神社、単立神社、教派神道、
神道系新宗教などに依って多少詞の内容の違いはありますが、
基本は同じ内容です。
歴史的な事やもっと詳しい事などは、
当方主宰の神道セミナー、又はブログにて
お話ししていこうと思っていますので、楽しみにしていてくださいね~(^_^)
さて、この大祓詞、私も毎日、朝晩の神事をはじめ、
行、潔斎するときなど事ある毎に奏上しております。
まずは、修祓(しゅばつ/自身の浄め祓い、神職、参列者、
ご神饌、玉串などの祓いをすること)の後、
この大祓詞を奏上しております。
神さまの前で奏上させて戴く大祓詞の素晴らしさには
毎回、感動し、また、清らかな心身になったことを実感できます。
さてさて、話を戻しまして、
大祓詞の言霊(ことだま)の美しさ、内容の素晴らしさには
いつも感動してしまいます。
この大祓詞を奏上する度に言霊の威力の力強さに感動し
身体が熱くなります。
祝詞と言うものは、節を付けたりせずに単調に同じ調子で
読みあげねばならないのですが、ついつい感情が高ぶって来てしまいます。
まるで目の前で繰り広げられているように鮮明な描写、
祓いの神々が次々ドラマチックに登場する場面など、
ほんとうに素晴らしい美しい物語展開をしていきます。
私も神職に就く以前にはダンサー・振付師をしておりましたので、
舞台にはちょっこし、うるさいのですが、(笑)
この大祓詞は舞台にしたら、ものすごい壮大で華麗な
ダンスドラマになることまちがいなし!!だと勝手に思っています。
罰当たりな発言で、恩師、諸先輩方に叱られそうですが…。(m_ _m)
話は飛びましたが…(いつもの事でごめんなさいっっ)
そして何より一番素晴らしいのは、
神事などで大祓詞を奏上すると一切の罪穢れが浄められるのです。
その参列の方々はもちろんのこと、その場の全ての気が
一気に浄められて清々しく変わるのです!!
この清々しさと言ったら…。本当に、びっくりいたします。
神々の御力で祓って戴けることに本当に感謝です。
でも、、、「穢れを祓う」と言うと、
唯、汚い物や汚れたものを払いのける、追い払う、んでしょ??
「払いのけた邪気はどこに行くの?」
「また、戻ってきてくっ付くの」「知らない人に又、くっ付くの?」
「そんなっっ、怖いっっ!!」💦
と訳の分からない事を以前は私も心配しておりました~。(;’∀’)
けれども、その心配はないのです!!
この「穢れ(けがれ)」というのは、「気が枯れる」つまり、
「元気がなくなった気」のことなのです。
その「元気でなくなってしまった気を祓って、
神様の尊き元気のエネルギーを戴き、
自身に元々あった新しい元気のパワーを取り戻す」
これが「穢れを祓う」ことの大事な意味なのです。
※諸説あるようですが、私はこの説を確信しております。
人としてこの世に生きていると、本当に毎日いろいろな辛い出来事があります。
楽しいことよりも大変な事の方が多いんじゃないか、、、。
そんな風に思われておられる方も多いかと思います。
みなさまにも是非、一度、この素晴らしい大祓詞を読んで
感動して戴きたい。元気になって戴きたいと思います。
きっと、心身が清められて清々しい元気な気分になられることでしょう・・・。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。(*^-^*)