🌸マンション新築工事安全祈願祭　執り行わさせて戴きました。令和四年九月十九日

皆さま、こんにちは。　光明稲荷　神職　髙野みどりです。

令和四年九月十九日、マンション新築工事安全祈願祭

執り行わさせて戴きました。

 

昨日は、かつてない程の大型台風が九州に上陸。

各地に大きな被害をもたらしておりました。

当社の地域は、雨が降ったかと思ったらいきなりの晴天。

不安定な天候の中ではありましたが、

無事、滞りなく祈願祭神事をご奉仕させて戴きました。

 

 

今回の神事のご依頼者様とは、長きに渡りましてご縁戴いております。

ご神仏さまへの崇敬の心、信仰心はとても篤く

お忙しい日々、御熱心にご神仏様へのご奉仕をしておられます。

また、弱きものへの思いやり、心優しい御心をお持ちでいらっしゃいます。

 

 

伏見稲荷大社からご分霊をご自宅にご奉斎の際には

神棚奉斎神事のお役を賜りました。

その他にも、お家の大切な時となる神事、

ご家族様のセッションと

大きなお役をさせて戴いております。

誠にありがとうございます。

 

本日の神事は、マンションを新築される際の工事が

安心安全に何事もなく無事に完了するように

ご祈願させていただくという、「新築工事安全祈願祭」です。

 

 

 

工事の期間、工事にかかわる工事関係者は勿論のこと、

出入りされる方々が怪我無く、心身が安心安全であるように。

禍神、邪気による霊的な災い、障りが無いように、

ご守護いただけるように大神様にご祈願いたしました。

 

また、このマンションの土地を守っていただいている

大地主大神様、そして氏神様である神様にも

ご守護いただけますようにとご祈願させて戴きました。

 

この度のご依頼者様の新しいマンション、

予定通り無事に滞りなく工事を終えて、素晴らしい建物が

建ちますように!!

 

さて、私も神職として神事ご奉仕させて戴いて早、

12年余りとなります。

神事をさせて戴く度にとても大切なことを皆さまに

お伝えせねばと常々、思っておりました。

うまく伝わるかどうか分かりませんが、

少し書かせて戴きたいと思います。

少し、お付き合いくださいませ。

 

この度の様な建築関係に関わる神事は様々にございます。

解体工事安全祈願祭、取壊清祓、起工式、竣工祭、定礎祭、

竣工奉告祭、開業清祓、井戸埋祭、樹木伐採清祓などなど

色々な神事が、建築過程において執り行われます。

皆さまがよくご存じなのは、地鎮祭、でしょうか。(*^-^*)

 

この度の様な建築関係の神事のみならず、

神事は私たちにとって、とても大事な行事です。

日本において、神々に祈る祭祀は古代より

この現代社会においても、ずっと続いて執り行われております。

普段は、神社仏閣に縁が無い方や神仏を信じていない、

霊魂の存在など無いとおっしゃる方々も不思議と、

家を新築されるときには、地鎮祭をされます。

イベント感覚、建築会社が勧めたから、と理由は色々ですが。（笑）

 

神々に祈りを捧げること。

神事は、昔から事ある毎に執り行っていました。

現代社会になり、皆、忙しい毎日となった今、

色んな理由で神事を端折ったり、

執り行わなかったりする事も増えているような気がいたします。

 

私どもは「自然の一部」決して、人間が最上位ではありません。

現実的には、人間が事を進め、事を起こしていくのかもしれません。

人間の所有する土地だったり、建物だったり、池や井戸もそうです。

けれども、霊的な見地から見れば、それは違ってくるのです。

今は、自分のものかもしれませんが、長―い歴史で見ると

誰が居たのか?　誰のものだったのか?

何があった場所なのか?　何も知らないのです。

 

すみません、ちょっと、怖いお話になってしまいましたが^^;

この世は表裏一体。

見える力だけではなく長い歴史の中では、

良くも悪しくも見えない力も働いている世界なのです。

 

なので言えることは、大事な時、

人知でどうにもならない事には、

見えない力には見えない力で守っていただく事。

これがとても大切であると思います。

なので、前以て、助けていただけるようにと

その都度、端折らずに神々に祈りを捧げるのです。

 

私たちは、昔から人生の大切な時に必ず神事をしてまいりました。

科学的発展をしている現代においても、

神事は廃れることはありません。

宮中をはじめ、神社、信仰心篤い方々は、

どんなに忙しくあろうとも、疲れていようとも

決して神事は欠かしません。

それはどういう理由からなのでしょうか。

それは、私たちが生きていくことの中に、

人生において、必要な大切な事、だからなのです。

 

忙しい日々、家庭、仕事と色んなことが大変な昨今。

何を優先順位にしていくか?

それは勿論、自分たちのこと、家族、仕事、恋愛、

お金、自分のやりたいこと、したい事、好きな事、となります。

だから、神事はやはり、後回しにならざるを得ない。

だって、直ぐに目に見えるご利益はないでしょう？

神様なんて、いるかどうか分からないし、見えないし、

神事すれば、随分とお金かかるし、と。

 

私のところには、神事を端折ったりした、していなかった等が

原因の霊的なご相談が多々、ございます。

これは何なのでしょう。

解決するためには、又、改めて神事をし直さねばならない。

それは、結局、最初に神事をしていなかった分、

顕祭(現世的な祭)と幽祭(霊的な祭)と双方、

余計に大変な神事となってしまいます。

 

神様を信じる信じないは、個人の自由です。

私は神様について、多くを言挙して押し付けることは嫌いですし

信仰を無理強いするのは意味がありません。

全ては、ご本人の心次第かと思っております。

 

でも、もしも、信じているのならば

ご自身の大切な時には神事をされて

神様に届くように神々に祈りを捧げてください。

大きい小さい、形ではありません。

大事なのは、心、です。

たとえ、神様が見えなくても、直ぐにご利益は無くても、

何かあれば、気付きを戴いて軌道修正できたり、

先々、止まる、気を付けることを教えてくださいます。

必ず、巡り巡って幸せな道に導いてくださいます。

信じるものは救われる、です。(*^-^*)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。