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2022-07-18

🌸神さまとのご縁を戴けてからが本当のスタートライン

皆さま、こんにちは。

光明稲荷 神職 髙野みどりです。

今日のお話は、「神さまとのご縁を戴けてからが

本当のスタートライン」です。

 

皆さまが見えない力に守られる事の素晴らしさ、

大切さに気付かれ、ご自宅に神さまをお迎し

畏れ多くも神様からご神縁を戴くことが出来、

神祀りする事が許されて、お祀りさせて戴く事ができた。

 

この世で各々に何らかのお役を戴き生業を戴き、

毎日、生かさせて戴いている。

そして、見えない尊い御力に常に見守って戴いている。

その感謝の心を益々、なお一層に忘れずに

感じられ、常に心に持たれるようになられた事でしょう。


 

例え、辛い事が起きようとも、

信仰心を持つことにより、

決して人のせいにはせず、

又、常に人任せで他力本願にならない。

心を強く持ち、乗り越えて行けるんだ、

という、本当の意味での「真の強さ」。

 

 

心が揺らぐ時にこそ、この辛き出来事の

真の意味は何なのか? 何を己に問うているのか。

今までは己に問うことなく、逃げたい気持ち、自分は悪くないのに

という様に、外へ外へと刃を向いていた怖れの心。

 

今、神様とご縁を戴いてからは、

今まで真実を観ることを怖れ、通り過ぎてきた大事な事、

見過ごしてきたこと。それが何かを感じるようになられた。

ご自身が変わられて来た事に気付かれた事と思います。

 

そうなのです。

神さまとご縁を戴けてからが「本当の始まり」

なのだと言う事を知って戴きたいと思います。

 


 

神さまをお祀りしたからと言って、すぐに楽に

お金持ちになれる。いい人に巡り合える。

病気が直ぐに治る、試験に合格する。。。

「困った時の神頼み…のような他力本願」

もいけませんし、「棚ボタの怠惰な気持ち」

はいけませんね。

結果が出るのは、神のみぞ知る、です。

 

ご自身がしっかりと大地に足を着けて、

そしてご神仏さまに感謝と共に真摯に向き合う、

自身の心身と向き合い、受け止めて

人の道を生きることこそ、大切なのです。


 

殺伐とした現代社会。。。

色んな人がいて色んな価値観の中で様々な生き方をしています。

理不尽なこともあるし、なぜ、私がこんな目に、、、という事も

あります。

 

大神様が「みどりよ、人の世とはそういうものだ」と

以前にお言葉をくださいました。

この世で学ぶために生を受けた。。

何をすべきか、学べ、と。

 

私たちは何か障害が起き何か事あるごとに、

その都度、御神仏さまとの距離が離れたり、

近づいたりしてしまいます。

いくら御神仏様を御祀りしていても、所詮は弱い人間。

いろいろと悩み、見えない力に対しての疑問が生まれてしまいます。


 

「本当に神様っているの?」

「神棚だっててろんなお飾り付けてあげてちゃんとしてるし、

いつも毎日、大祓詞や祝詞もあげている。

月次祭だって、ちゃんとご神饌あげてお祭りだってしてる。

お参りだって沢山沢山、行ってる。

こんなにやっているのにどうしてこんな不幸が起きるのか…

何故、守って下さらないのか」

自身にとって、悪しき出来事が起きると、

神様に対する疑心暗鬼と怒りが噴出してきます。

そして、距離が離れます。

それは、「お祀りしたのに何故、ご利益がないの?」

この気持ちが、きっと心のどこかにあるからなのです。


御神仏さまはいつも変わらずに同じ位置で

私たちを見守ってくださっています。

人としての道を、その人の進むべき道を

しっかりと精進して歩く姿を見守ってくださいます。

間違った方向に行かぬように軌道修正してくださいます。

長い魂の旅の道をしっかりと進めるように。


 

今までは神さまの存在すら知らず、

神さまに見守られている事すら信じていなかった頃…

例え、試練と為るものが出てきたとしても、

人知だけでは今までは乗り越える力など全くなかったのです。

神様が見えない力で支えてくださっていたからこそ、

今があるのです。

 

神様の大きな力に守られている自分を信じて進むこと。

正直に、ただ真っすぐに、一生懸命に・・・。

ただ、それだけです。


 

神様をお祀りされたから、随神の道、神道をやらなきゃいけない、

そういう形ばかりのことを言う意味ではないのです。

 

随神の道、というのは、何も神社に奉職する聖職者、

という特殊な立場であろうがなかろうが、

関係ありません。

この世に生かさせて戴いていること

に感謝して、神様の元、神様と共に

人としての道を一生懸命に素直に、歩ませて戴くことなのです。


皆さまが神様と共に歩ませていただく道、

光り輝く光の道となっていかれますように。

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