🌸出張神事・御鎮座十二年奉祝祭併報賽祭 令和七年二月二日
皆さま、こんにちは。光明稲荷神社 神職 髙野です。
令和七年二月二日、出張神事、御鎮座十二年奉祝祭併報賽祭の
ご奉仕させて戴きました。
「御鎮座奉祝祭」とは、つまり「稲荷大神様をご家庭、会社などに
お迎えして、ご奉斎させて戴いた日、つまり、稲荷大神様の
お誕生日のお祝いの日」ということになります。(*^-^*)
また、「報賽祭」とは、「かえりまうしのみまつり、又は、
かえりもうしのみまつり」とお読みいたします。
この御祭りの意味は、稲荷大神様に今までご守護いただき、
何事も無く心身共に元気に生業も豊かに滞りなく、
無事に過ごせてこれたという感謝をお伝えして
お礼をさせて戴くお祭りのことです。
ですので、とてもおめでたい神事でございます。
ご依頼者ご家族様には長きに渡りまして
神事は勿論の事、ご家族様やワンちゃん達のセッションと、
信頼信用を戴き様々なご依頼を戴いております。
殊にも、京都伏見稲荷大社よりご依頼者様が
稲荷大神様のご分霊を戴きました際には、
当社が神棚奉斎の神事をさせて戴きました。
畏れ多くも稲荷大神様のご奉斎の御役。
誠に嬉しくも光栄な事でございました。
ご依頼者様ご家族様は、ご主人様を始め
皆さま、お一人お一人が稲荷大神様の元、朝に晩に
お日供をしていらっしゃる中、京都伏見稲荷大社に
月参りに上がられておられます。
また、お忙しい日々かとは思いますが、
神道セミナーなども毎回、皆さまでご参加されるなど、
ご家族で随神の道をしっかりと歩まれておられる
素晴らしい皆さまでございます。
この様なご家族様のため、また、この度は
稲荷大神様をお迎えされて早、12年が経ち、
その目出度き御祭りの為の大役を当社がさせていただく
ことに相成り、わたくしども、誠心誠意、お役を務めさせて戴きました。
さて、目出度い神事が始まりました。
稲荷大神様にご降臨いただく際には、
沢山の御眷属様がまずは、クルクルと回ったり
弾んだりと楽しそうに先達としてお出ましになられ、綺麗な花々、草木が
舞い踊る中にキラキラと光り輝く稲荷大神様、ご降臨いただきました。
祝詞奏上の後、稲荷大神様の佐田彦大神様、大宮能売大神様より
ご依頼者さまご家族様に温かきお喜びのお言葉を賜りました。
また、玉串奉奠の時にも、御眷属様の命婦専女大神様より
愛ある優しきお言葉を賜りました。
そして、お帰りになられる際には、きらびやかな鈴の音が
鳴り響き、その中に御眷属様がモミジを肩に背負ったように
歩まれて稲荷大神様の先達をされておられるお姿があられました。
お帰りの際にも何とも、美しく雅な音色と共に艶やかな情景を
観させて戴きました。
しかし、、、。季節は冬であるのに、なぜ、秋のモミジなのだろう?と。
髙野は、疑問に思いつつも、忘れぬうちにと神事の中ほどに
ありのまま、観えた様をご依頼者さまにお伝えさせて戴きました。
そして、神事の後。ご依頼者さまからのおもてなしを戴き皆さまと
楽しく歓談させて戴く中、ご主人様から、
「先程の、モミジの事なんですが、、、実は、つい先週の日曜日に
伏見稲荷大社に上がった時に・・・」と。
これはもしや・・・、と当方は思ってお聞きしておりますと、
「命婦専女大神様にお参りした際に、その社のそばにあるモミジの
木の処にモミジの種が一つだけポツンとあったんです。
いつも、種が無いかな~といつも思っていた処、その時、
一つだけあったのです。きっとこれは、植えろって言う事だな!
とその種を大切に持って帰りました」と仰られたのです。
「ああ、それで、御眷属様が嬉しそうにモミジを肩に担いで
舞う様に歩くお姿が見えたのですね!!」と。
通常、稲荷大神様がお出ましになられる前に御眷属様が先達をされる時には、
竹などの木々、季節の花々が舞い踊る事はありますが、
何故、季節外れのモミジだったのか?
モミジが現れたことは、かつてなく。はて?と思っておりました。
が、ご依頼者様からのお話で、その理由が分かりました!
御眷属様はこの度の奉祝祭の為、モミジの種を無事にお渡し出来て、
大変にお喜びだったのでしょう」と思いました。
わたくしは、驚くと同時に何とも嬉しい出来事なのだろう、と。
これは、不思議な事というよりも、稲荷大神様とご依頼者様が
素晴らしいご神縁の絆で繋がっておられる何よりの証拠。
わたくしは、この様な方々の為の御役をさせて戴いたことを誇りに思い、
感謝で一杯になりました。とても嬉しく、笑みがこぼれ、
幸せな温かな気持ちになりました。
誠にありがとうございます。
これからも、稲荷大神様のご守護の元、末永く益々、ご家族様が楽しく
笑顔溢れるしあわせな日々をお過ごしになられることを切に願っております。
この度は誠におめでとうございます。
ありがとうございました。