🌸月次祭　光明稲荷神社　令和五年六月十五日　「真っすぐに生きる命」

みなさま、こんにちは。

光明稲荷神社　神職

髙野です。

 

本日、令和五年六月十五日、

光明稲荷神社　月次祭

執り行わさせて戴きました。

梅雨の雨がちょっとだけ休憩。

はっきりとしない天気ではありますが

あちこちで畑作業の音が朝から元気に

しています。

これから作物が元気に育っていく季節。

田畑では準備に大忙しです。

 

大神様にお上げする榊。

イナリダイジは大神様にお上げする

大事な榊ですから、と必ず

届いた、束ねてある榊を

改めてほどき、ばらします。

そして、葉についた汚れを綺麗に

水で洗い、傷ついた葉、虫食いの葉を

取り除き、丹精込めて一枚一枚、

丁寧に拭いて榊を整え束ね直します。

 

綺麗な新芽の季節らしく、全体に

若い感じの葉の榊です。

「あれ」今回は、榊の花が沢山ついていました。

可愛いなぁ。一生懸命に咲いています。

通常ならば、榊は葉をお供えする物なのですが

取ってしまうには、可哀そう、と

イナリダイジ、この小さな白い花が見えるようにと

前に出して束ねたようです。

誰からも見てもらえない。褒められなくても、

どんなに小さくても。

ましてや、折角、花を咲かせたのに

いらない、と取り除かれてしまう運命であったとしても。

 

そんなことは、構わない。

ただ、戴いた命を一生懸命に生きる。

戴いたお役目を全うする。

美しさの中に、強さ、を持って生きる

ことの大切さを、この小さなささやかな

花たちから、改めて教えてもらえました。

ささやかな命。

誰も知らない存在であっても

この世には何一つ、いらない存在はない。

尊い命、一生懸命な輝く光。

 

先日、大神様にご奉納させて戴いた山あじさいの花。

挿し木にしてみましたら、なんと、芽が出始めてくれました!!

新しい命の誕生です!!

また、花を咲かせてくれるのが楽しみです。

色んなことが日々、起こっています。

朝からニュースでは眼、耳を疑うような

事件が怒涛の如く流れています。

こんな殺伐とした人の世に、清らかな命。

清々しく一生懸命に真っすぐに生きる

命のエネルギーに感謝です。

いよいよ、六月半ばです。

光明稲荷神社も田植えが無事に終わり、

いよいよ、稲が成長の時期。

台風、日照りにも負けず

頑張って元気に成長してほしいです。

そして、六月晦日は夏越大祓式です。

本年は、4年ぶりに皆様にご参加いただき

斎行させて戴きます!!　(*^▽^*)

さあ、元気にまいりましょう!!

笑う門には福来る!!