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2022-08-12

🌸行方不明の愛猫ブータンが一週間後、やっと家に戻ってきた!!

皆さま、こんにちは。スピリチュアルヒーラー 髙野みどりです。

今日は、この春頃から我が家の家族の仲間入りをした

外に暮らしていた猫のブータンくんのお話です。


春頃、我が家の前にある放置のビルハウスで出逢った外猫の男の子。

名前は、幸せの国ブータン王国から名付けました。(笑)

そのブータン、とにかく、メメちゃんが大好きで追いかけまわしていました。

かなりの不細工ではありますが、愛嬌だけは最大、マックスにあります!!!

性格は純朴な青年、なので、メメちゃんもまあ、とりあえずは

お友達?としてお付き合い。(笑)


しかし、、、まあ、とにかく、外の暮らしが長かったので

マダニとノミでアレルギー起こしていて目は開かない、

鼻水、目やに、くしゃみ、慢性猫風邪。

身体は真っ黒で毛はボサボサ。(笑)

かなり、酷い状態だったブータン。

なんせ、病院なんて行ったことない野生児。

 

キャリーに説得して入れようとすれば、四つん這いで踏ん張り

断念。。。(笑)仕方なく、獣医師さんにお薬戴き、

オブラートに包みダメもとで飲ませたら、ご飯と一緒に飲んでくれた!!

ヤットコサットコ、目が両目開くようになり、、、

マダニの駆除もしましたので、大仏様の頭みたいになっていた

ノミアレルギーのカサブタ、取れました。( ;∀;)

「あっ、目って、元々、開くんだ~。いつも、瞑っていて

目、何処にあるのって思ってた」とイナリダイジ。失礼な!! 怒

人並みの可愛いニャンになりました。(笑)

で、平和な日々を送っていたのですが、、、


このものすごい猛暑が続き、、、

いつも、朝方早く、又は深夜には必ず、「帰ってきたぞー」とニャーニャー

うるさい位にアピールして鳴いて帰宅するのですが、

一日、二日。。。あれ?来ないなぁ。。。

そうこうしていると、もうすぐ、一週間になろうとしていました。

「まずい・・・」

この暑さだから、もしや、と。

 

私とイナリダイジ、必死にブータンに「休み休みでいいから、帰っておいで」

「何かあったのか? 大丈夫か?」と遠隔で語り掛けを続けました。

すると、「もうだめかもしれない、、、オレは旅に出ている。しんどい。

ご飯は食べられない。水は少し飲んでる」と返事が返ってきました。

 

「どこにいるの?」

最初は「草むらの中。」そして、次の時には住宅地、家の物置があり

その奥に入っている感じでした。

とにかく、暑い。私たちでも参ってしまう暑さ。

「ブータン!! とにかく、涼しい時を狙ってゆっくり、戻っておいで。

そうすれば、うちの中、涼しいから。お水もご飯もあるから。」と

何度も何度も、繰り返し、メッセージを送りました。

 


とにかく、生きてる。

セッションしてブータンと話しができてる。

だから、大丈夫、と。

けれども、ブータン本人を確認できるまでは

油断ならない。

必ず、ブータンは戻ってくる!!

ブータンを信じました。

 

大神様に何度も何度も、ご祈願しました。

そして、ブータンの生死をお聞きしました。

「ブータンは、生きておる。心配するな。必ず、
戻る」と、その度におっしゃってくださいました。

良かった!!! とにかく、ブータンの生命力、

私たちの声が届いていることを信じよう。


そして、ブータンとの再会は突然にやってきました。

それは、夕方、6時を過ぎたころです。

ピンポーン、チャイムが鳴り、外で声がしました。

「あれ!!? 猫、いるじゃん!!」と近所に住む叔母の声。

回覧板を珍しく、夕方に持ってきたようでした。

 

叔母には、ブータンが帰って来なくて心配している。見かけたら

連絡してね、と伝えてあったのです。

なので、話に聞いていた猫ちゃんがいたので、

ビックリして、大声で教えてくれたのでしょう。

 

慌てて、外に出ると、まぎれもなく、ブータン!!

「ブータン、お帰り!! よく帰ってきたね!!!」

涙が出てきました。

よく見ると、ブータン、口から血がダラダラと出ています!!

鼻も血が!!

「すぐ、医者に連れて行かなきゃダメだ!!」とイナリダイジ。

 

直ぐに電話しましたが、電話が留守電になっていました。

何故?? あっ、今日は休診日!?

こんな時間で、何処に行ったらいいの?

どうしよう。困った。

 

もう一度、ダメもとで電話。

留守電を聞くと、もう一つある病院で受付している!?

あっ、そうか、もう一つの方は休診日は違う日だ!!

(この病院は2つの場所で連携してやっていて、

一方がお休みでもカルテを共有してくれるんです)

良かった、今ならば、ギリギリで診てもらえるかも!!

電話して、何とか、ギリギリで受診可能とのこと。

直ぐに行かなきゃ!!でも、どうやって連れて行こう。

考えている暇はない。

ブータン、暴れないで!

その願いが届いたのか、おとなしくキャリーに入ってくれました。

 

車中はずっと、ブータンは今までの経緯、

状態などを独り言のように話していました。

大丈夫だよ、ブータン。お注射、お薬してもらって、

お水飲めなかったから、お水を入れてもらえるよ。

身体、楽になるから。何も心配いらない、信じてね。

 

今回は、救急処置。

脱水が懸念されるのでリンゲル液の点滴、出血しているので止血剤、

そして、口から出血していて、おそらくは食べられないかもしれないので

抗生剤は2週間持続性のあるコンベニアを投与していただきました。

口からの出血は、家で拭いてあげた後には止まっていました。

口の中を少し見ていただき、肺などにも雑音が無いので、

おそらくは、口内炎か歯が抜けたり、ケガで中が切れている為の出血かなと。

熱もないのでとりあえずは安心しました。

本当は、血液検査しなくては、どこからの出血、また、他の病気も心配ですが

今回は、生まれて初めての病院。

これ以上のストレスは。ブータンには辛い。

今、安定した状態なので、とにかく救急処置していただくことにして

無事に家に帰りました。

 

今思うと、本当に不思議です。

いつも、近所の叔母が回覧板を届けてくれるときは、大体、朝なんです。

この日は、夕方に届けに来ました。

叔母が声をかけてくれなかったら、ブータンが来ていることに

ずっと、気づかずにいたでしょう。

そして、時間も夕方、ギリギリで病院にも間に合いました。

このままずっと気付かずにいたら、と思うと。。。

大神さまに流れを作っていただいたのだと!!

本当に本当に、感謝しかありません。

 

この暑さ、訳の分からない場所で、行き倒れてしまったらと。

以前に今は亡き、ぼう君がやはり、暑い夏に外出して、

帰ってこれない日がありました。

もしや、、、という考えが浮かんでしまいました。

でも、ブータンに私たちの声が届いていたんだ!!

そう思うと、本当に嬉しいです。


私は、よく行方不明の猫ちゃんワンちゃん達のご依頼があるとき、

直ぐに帰ってきてくれる子、そうではない子がいます。

たとえ、こちらからの声が届いていも、帰らない。

帰れない、そんなこともあります。

彼らには彼らの事情があるのです。

 

人の手が加わって連れ去られた。既に家の中で出られない。

事故やケガで動けない。声が出せないなど、

様々な状況があります。

そして、猫ちゃんの場合。

家で暮らしていた猫ちゃんではなく、外でずっと暮らしていた子は、

自身が病気だったり余命を察知したりしたとき、独りでそっと、

誰にも見つからない場所に身をひそめてしまいます。

これは、野生の本能なのです。

 

他の猫たちより弱くなったりすれば、直ぐにやられてしまいます。

外の子たちは生死を懸けて、過酷な外の世界で生きているのですから。

そして、その子が考えて導き出した答え。世話をしてくれている人に

迷惑を掛けたくない、そう思い身を隠す子もいます。

このように猫ちゃんが「見つかりたくない」、そう決断したら

残念ながら、私たちが見つけ出すことは至難の業となってしまいます。

ご依頼でもこのような結果にならざるを得なかった子たちも

少なからず、存在しました。


行方不明の大切な猫ちゃんを探し、帰りを待つことは

本当に辛く哀しい長い時間となります。

かくいう私も、まだ、このようなスピリチュアルアニマル

コミュニケーションのお役をさせて戴いて無い頃、その辛さを体験しました。

行方不明になった愛猫とは、もちろん、今ほど、密にコミュニケーションを

取ってはいなかったですし、どんな気持ちでいるのか、など考えてもいなかったです。

 

そういう体験から、彼らとの会話、コミュニケーションはいつもいつも

念入りに、何かあれば話すことをするようにしなくてはならない。

お互いの信頼関係を作り上げていくことの大切さを学びました。

これは、外猫ちゃん、家の猫ちゃんだけに限らず、

彼らとのコミュニケーションは、彼らが窮地に追いやられた時に、

強い命綱を繋げてくれる大事な役割を果たしてくれるのです。


 

どうか、皆さまも、彼らとのコミュニケーション、大切にしてください。

愛ある声は必ず届きます。

しかし、声は聞こえてはいても、最終決断は彼らにあるのです。

たとえ、戻らなかったという結果だけでは、絆、信頼関係があったか否かは、

判断はできないのです。

私は、いまだに見つけられなかった愛猫のことはずっと、心にあります。

辛さ、哀しみ、後悔は癒えることはありません。

しかしながら、この子から学んだことは決して無駄にはしない。

そう思い、今、皆さまにお伝えするお役をさせて戴いております。


 

さて、話はそれましたが、、、

ブータン、男らしく、暴れず、注射、沁みるタイプのお薬なのに、

体温計だって、お尻に初めての体験!!

よく頑張ったね!!!

偉いぞ、ブータン!! イナリダイジに褒められてブータンもニャーンと

鳴いてお返事。

 

家に戻ると、メメが岩の上に乗っかって待っていました。

ブータン、メメに挨拶です。

「オレは帰ってきたぞ、立派にやってきたぞ」

どことなく、男気をアピールしている感がしました。(笑)


しばらくすると、あれ? また、ブータンはお出かけしてしまいました。

「調子よくなったんだろう」とイナリダイジ。

私は又、帰って来なくなったらと、心配。

そして、次の日は、帰らず。。。

セッションしてメッセージを送ります。

「ブータン、暑いから、また、涼しくなった時に戻るんだよ。

もう、チックンしないから、大丈夫だよ」

 

すると、次の日の早朝。急に眼が覚めて、いつもブータンがいる場所を覗くと、

「あっ、ブータン、帰ってきた!!」

スリスリして、少しご飯を食べます。

良かったー。。。( ;∀;)

でも、ホントの少しだけ。

身体をいつものオーガニックの安心檜スプレーを付けて、拭いて

ブラッシング。クーラーの風を扇風機で送りね、そよ風に。

時間を掛けて、少しずつ、食べてくれました!!


暫くすると、玄関を出て、縁側の下に行き、

撫でてあげると、得意のゴロンゴロン。

良かった。少し、余裕出たかな。

そして、梅の木の陰に。。。


やっぱり、自然の風が好きなんだね。

「ブータン、暑いから、そこで涼んで、遠くに行かないでね」

すると、「分かってるよ」とひと鳴き。(*^-^*)

午後、西日が強くなってきたので、いつもいる玄関の中に入れて

涼しい場所でヒーリングすると、ウトウト、ひと眠り。

夢を見ているようです。

 

ありがとう、ブータン。

帰ってきてくれて。

もう、若くないんだから、無茶はしないでね。

でも、これで万事安心、というわけではありません。

なんせ、若くないので腎臓も心配です。

んなに丸々としていた身体だっのに

飲まず食わずだったから、あ背骨が出てしまいました。。。

まだ、少しずつしか食べられませんが、改善して

元気になっていってくれるように

これからも引き続き、ケアしていこうと思います。

 

そうこうしていると、いつの間にかブータンは外の椅子にたたずみ、

パトロールに向かう事を考えているようです。。。

「遠くまで行かないでね。こんな暑い時にはほかの子も歩いてないから

涼しくなって、元気な頃に出かければいいよ」、と言うと

ブータン、「分かってるよ」と返事だけはしてくれました。(笑)

やれやれ、男気、強いからなぁ、、、。

それはそうと、メメちゃん、ブータン、平気??

「何で、この子、ここにいるの??」という顔してたけど。苦笑


今日、これから動物病院で治療してもらいに行きます。

口の中の出血もあり、ご飯の食べる量も減ってしまい元気がありません。

食いしん坊のブータンなのに、食べたくても食べられない。

可能であれば検査、治療して、一日も早く元気なブータンが

復活できるようにと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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