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2022-07-20

🌸神社での参拝作法って??

こんにちは。

光明稲荷 神職 髙野みどりです。

今日は、「神社での参拝作法」についてのお話をさせていだきます。

 

皆さまも一度は神社にご参拝されたことがあられると思います。

冠婚葬祭、御祈願、清祓いなど正式なご参拝でなくても、

子供の頃、神社の境内で遊んだり、

お祭りに行ったり、初詣に行ったり、と

神社は我々、日本人にとって、とても身近な場所ですね。(*^-^*)


日本人は古来から大自然に宿る神々と共にあり、

春夏秋冬、いつも生活の中にお祭りが根付いていて

現在の生活にもその文化は様々なシーンで引き継がれています。

 

つまり、神道は日本人特有の自然信仰なのです。

仏教、密教、キリスト教、イスラム教、というように

宗教はジャンル分けされますと、神道も宗教の枠に

入ってはおりますが、、、

賛否両論あろうかとは思いますが、

私的には、神道は宗教の一つ、というのとは少し意味合いが

違う様に思っております。


さて、お話を戻しましょう。

先程、日本の神さまと私達、神社と私達は

とっても身近であると、お話ししましたが、

きちんとした参拝方法って・・・?? 

案外ご存知ない方がとても多いのでは?、と思います。

そこで今日は、神社の参拝についてお話ししようと思います。

 

神社にいらっしゃると、まず目に入るのはなんでしょうか?

そうです!! 「鳥居」ですね。(^_^)

鳥居と一言で言っても、よ~く見ると色んな形がありますし、

そもそも、何のためにあるんでしょうか??


鳥居とは、それぞれに違いますが、神さまのお住まい

とされる神殿の前にある門みたいなものです。

(※お住まいといっても、常時、いつも神様がいらっしゃる、

そういうわけではないのですが・・・(;’∀’))

 

ですので、鳥居から先は神さまがいらっしゃる場所、

つまりは聖なる神域となります。

鳥居を無造作にくぐるのではなく、

「これから神さまにお逢いする」 という気持ちで

服装を整えて、帽子をかぶっていたならば帽子をとり、

浅いおじぎ(揖・ゆう) をして鳥居をくぐりましょう。

くぐる際には、極力、真ん中は避けてくださいね。


そして、神さまの御前に向かう前には必ず心身を

清浄にしてから参りましょう!! (^_^)

まず、「手水舎(てみずや)」という、清める場所に向かいます。


そこで、流れている清水で両手と口を清めます。

神道でいう、「禊」(みそぎ)の作法の一つです。

この作法は、水で両手と口をすすぐ事により

「魂を洗い清める」という意味があります。

 

まず、右手でひしゃくを持って水を汲み

左手にかけて左手を清めしょう。


次に、ひしゃくを左手に持ち替えて同じように右手を清め、

再び右手に持ち替えて、左の手のひらに水を受けて、

その水で口をすすぎます。

※注意することは、この時に、ひしゃくに直接、

口をつけてはいけません。

 

口をすすいだら、もう一度、水を左手にかけます。

最後に、ひしゃくに水を入れて、ひしゃくを立てて

柄に水を流し、ひしゃく置きに伏せて置きます。

 

さて、「参道」(さんどう)についてもお話ししましょうね。

鳥居をくぐった後に神さまが鎮座されている社殿まで

続く道のことを「参道」と言います。


字の通り、「お参りする道」の意味です。(^_^)

つまり、神さまの鎮まっていらっしゃる処と参拝する人々

とを結びつける大切な道なのです。

この道は敬虔な心持で進みましょう。

 

また、この参道の中央部分は「神さまの通り道」とされており、

「正中・せいちゅう」と言われています。

そこを避けて歩く事が神さまに対する礼儀であるとされます。

私共、神職も神さまの御前で神事をさせて戴く際には、

必ず、神さまの正面を避けて慎んで作法をさせて戴きます。

 

そして、神さまの御前を通るとき、

お作法をしている最中には必ず、叉手(さしゅ)

(手をお腹の辺りで左手を上にして軽く重ねる所作)

と共に軽いおじぎ(揖・ゆう)をして通ります。

(笏を携えている時には笏を使った揖をします)

 

さあ、いよいよ、神さまのお鎮まりになります神殿、

その前まで参りました!! (^_^)


お賽銭箱(おさいせんばこ) に丁寧にお賽銭を入れて下さい。

決して、遠くからお金を放り投げるような事は

決して、なさらないようにしてくださいね。(^o^;)

 

このお賽銭と言うのは、とても大切なものなんですよ~。💦

もともとは祈願成就のお礼参りの際に「報賽」として

ご神仏さまに奉った金銭の事を「賽銭」言っており、

それが転じて、参拝の時に奉る「幣帛(へいはく)

(神さまに奉献するもの)」の代わりとしての金銭を

意味するようになっていったそうです。

 

つまり、「賽銭」というのは「お供え物」の一種、なのですね。

金銭が流通する以前は、神前にお米を撒いたり、

洗米を半紙などの紙に包んで奉っていました。

今でもその名残りで、お賽銭を紙に包んでお賽銭箱に入れる

参拝者もいらっしゃるようです。

このようなことから、お賽銭はとても神聖なものなのです。

さて、お賽銭を入れました後に、

鈴のある神社では「鈴」を鳴らしましょう。


鈴を鳴らすと言うのは、古来からの由来が諸説あるようで、

鈴には魔除けの霊力があるとされて、それが転じて

神事の時にも鈴を鳴らす様になってきたようですね。

キリスト教や仏教などの他の宗教でも鈴って使いますものね。

鈴は特別なものなんですね~。

神道でも、このようないろいろなことに由来して、

拝礼する前には、この鈴の清らかな音色で神さまをお招きして、

そして、「これから私共が祈願を申し上げます。」という

一種の合図の様なものなのです。

神聖な気持ちで鳴らしましょう。(^_^)

 

そして次に、「拝礼」です。

通常の神社では「二拝二拍手一拝」の作法により拝礼します。

「拝・はい」というのは、90度の「深いおじぎ」のことです。


また、拍手の時には、しっかりと音をたててください。

「パンパン」と神様に綺麗な音をお知らせください。

この拍手には、神様に対する敬意、喝さい、そして感謝。

また、神様にご参拝させていただく事をお伝えする意味、

様々な趣旨があります。

「音をたてない」のは、新葬祭、年忌祭などの時ですので

気を付けてくださいね。

 

ちなみに、この「拍手」は「はくしゅ」と書きますが、

「柏手」(はくしゅ)とも、(かしわで)とも書きます。

私どもは、手を打つ作法を「はくしゅ」、その手のことを

「かしわで」と言います。

諸説あり、色々な言い方、漢字の当て方がありますが、

どれも間違いではないかと思います。

 

また、参拝作法は神社によって多少異なりますのでご注意くださいね。

ちなみに出雲大社では、二拝四拍手一拝などがあります。


今回は通常の神社の参拝の作法としてお話しさせて戴きました。

古来からおわします私たちの尊き日本の八百万の神さま…。

神社参拝された時には、是非、この作法を参考にして

お役立て下さる事を願っております(m_ _m)

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