🌸 建物取壊工事安全祈願祭 光明稲荷神社 令和四年六月二十五日 「神事の大切さ」
皆さま、こんにちは。光明稲荷神社
神職 髙野みどりです。
本日、令和四年六月二十五日
建物取壊工事安全祈願祭
ご奉仕させていただきました。
ご依頼者様は、ご神仏様には日々、感謝の心で
お祀りされておられます。
そして、ご先祖様の御供養も日々、誠心誠意されて
おられる方でございます。
私どもタカノオフィスみどりの杜、光明稲荷神社に
長きに渡り信用信頼を戴き、稲荷大神様神棚奉斎、
種々の神事、ご家族様皆さまのセッション、とお役を
させていただいております。
この度の神事は、御依頼者様ご所有されるアパートを解体し
新たにマンションに規模を拡大して新築されるとのこと。
その「建物取壊工事」の際に工事関係者様と工事が無事に
滞りなく完了しますことを大神様にご祈念させていただく
神事、「建物取壊工事安全祈願祭」の大切なお役を
ご奉仕させていただきました。
建物取壊工事安全祈願祭の場合には、本来は現場で神事を
させていただく事が一番良いのですが、
この度は、様々な諸事情により当社ご神殿、大神様に
髙野みどりが代理のものとして、しっかりと工事
安全の御祈願をさせていただきました。
又、ご依頼者様には、土地神様に今までお守りいただきました
感謝と共に、解体工事をさせていただく事をご報告する
事として、また、清め祓いの意味も込めて酒、米、塩で
散供の儀をしていただきました。
ご依頼者さまの御祈願が大神様に届き、無事に工事が終了し
新しき建物の工事に引き継がれますように!!
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私たちが生活する中で、人生の転機となる
大切な時があります。
今回の様に建築関係では、
新しく家を新築する。中古の住宅を購入し入居する。
井戸を埋める、井戸や池を掘る。
何らかの事情により樹木を伐採する。
屋敷神の鎮座、遷座、祠取り壊しなどなど、
今回の建物取り壊しの神事もその中の一つですね。
生業に関することでは、農業、漁業、林業、商業の
繁栄発展、いわゆる五穀豊穣祈願。
また、人にかかわることでは、初宮参り、七五三、
入学、就職、結婚、葬儀、年忌、病気平癒、
その他、霊的な事に関する神事など
数えればきりがありません。
まさに、人生の全てにかかわる事ですね。
特に建築関係の神事は、地に関することですので
特に霊的にも慎重にさせていただく神事が多くございました。
神事をきちんとしなかったばかりに、後々で
色んな障りが起こってしまった。
脅すわけではありませんが、そうなる前に、
大切なことはきちんと抑えておくべきであると思うのです。
人それぞれに考え方がありますので
気にしなければそれはそれ、ですが。（笑）
神事は、私たちの大切な時に、神々にご祈願やご報告を
して人知ではとても守り切れない分野のことを
神々に感謝と共にご報告、ご守護いただく為にいたします。
昨今、神々に祈る、神事はイベント化している感が見受けられます。
家を建てるときの大事な地鎮祭なども端折ったり
やらずじまいなことも良く耳にします。
神事は単なるイベント。何の理由も意味も考えないで
やるのが、通説。皆がやるのでとりあえず・・・。
古代からずっと、私たちは神々、仏、という
見えない存在への畏敬の念を持ち、祈りを
捧げてまいりました。
たとえ、世が発展発達した近代社会においても
見えない存在の畏敬の念は忘れずにいたいですね。
