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2022-07-02

🌸 令和四年度夏越大祓式 人形神事 斎行させていただきました。光明稲荷神社

皆さま、こんにちは。

光明稲荷神社 神職 髙野みどりです。

梅雨が明けて素晴らしい晴天の良き日、

令和四年六月三十日、二時より、

人形神事茅の輪くぐりの儀、

夏越大祓式を執り行わさせていただきました。

 

今回は、神職のみで斎行の予定でしたが、

近々にご近所様からのお申し出があり

少人数との事でご参加をお受けさせて

いただきました。

もちろん、皆様にもご協力いただきマスク着用で

コロナ対策万全で斎行いたしました。

 

この小さくて、ささやかな神殿ではありますが

京都伏見稲荷大社よりご分霊を戴き、

素晴らしい稲荷大神様をご奉斎している

私どもの光明稲荷神社のことを

少しでも、皆さまに知って頂ける機会を

戴けました事を本当に嬉しく光栄に思います。

ご参列いただき、誠にありがとうございました。

 

今回、ご参列をご遠慮いただきました皆さまには

大変申し訳ない気持ちでございますが

コロナが沈静した暁には、夏越大祓式、師走大祓式、

皆様のご参列を楽しみにお待ちしております。

 

まずは、皆様には手を山の湧き水で清める

手水の儀をしていただきました。

 

そして、人形神事の儀に入ります。

修祓では、皆様を大麻、切麻で祓い清め

大祓詞を宣読します。

 

そして、いよいよイナリダイジが刈りだした茅で

精魂込めて作った、茅の輪くぐりの儀です。

 

斎主の髙野みどりが皆様の形代が入った唐櫃を手に

左右左と、祓え給え清めたまえと唱え

念じながら、一歩一歩、丁寧に進み

茅の輪をくぐります。

皆さまも斎主の後に続き茅の輪をくぐり

清め祓いをいたします。

 

 

そのあと、いよいよ、ご神殿に上がり

夏越大祓式です。

皆さまから、数々のご奉納の品々、

お玉串料をお納めいただきました。

誠にありがとうございました。

大神様にご報告と共に皆さまのご多幸を

ご祈念いたします。


 

式は、先ず、神前拝礼。

大神様にご挨拶から始まります。


 


 

警蹕にて大神様にご降臨いただき、

式開始のご報告をさせていただきます。


 

修祓では、ご神饌、玉串、茅の輪守り、

そしてご参列者様を大麻、塩湯にて清め祓います。

 

大祓詞奏上し、清め祓いをいたします。


 

神道は、本当に何度も何度も、清め祓い、
禊をいたします。

「罪穢れを祓う」と神道で良く申しますが、

この「罪穢れ」というのは、

別に何か犯罪を犯した大悪党の事を

言うわけではないのです。

もちろん、犯罪はいけませんし、

これも罪ですが、

それだけではない、ということなのです。

 

たとえ良い人であっても、この世にいる限り、

いろんな波動を受けたり、色んな意味で心身が

疲れてくると魂に曇りが出るのです。

そうすると、本来の清らかな元気なエネルギーが

気が枯れて力が発揮出来なくなってしまい

病気になったりします。

 

ですので、その気が枯れた状態、

つまり、元気がない状態を元に戻していただくこと、

そして、元々、清らかだった御魂に戻していただく、

「御魂の清浄」ということが、とても大事なのです。

 

諸説あろうかと思いますのでこれだけが正しい

という事は申せませんが、

これが「清め祓い」の本質であると

私は思っております。

 

祝詞奏上では、大神様にこれまで

お守りいただきました感謝、

そして、知らず知らずに人として

犯した罪穢れを清め祓っていただき、

元の清らかで元気な御魂となれるように、

これからも変わらずにご守護いただけますように

お聞き届けくださいとご祈念いたします。


 

玉串奉奠では、大神様にご守護いただいている感謝と共に

お礼申し上げ、ご守護のご祈念をいたします。

この玉串を大神様にご奉納させていただき、

更に大神様と繋げさせて戴けるようにと願います。

 

大祓式が無事に終了後、いよいよ、形代を川に流します。

一つ一つを丁寧に祈念しつつ、流していきます。

川から先に繋がる海へと、

皆さまの願いを載せた形代の一つ一つが

流れてまいります。


 

令和四年六月、人形神事、茅の輪くぐりの儀、

夏越大祓式、形代流しの儀、

無事に終了させていただきました。


 

大神様、誠にありがとうございました。

皆さまの益々のご多幸、ご健康をお祈り申し上げます。

 

今回の形代流しの儀でも、数々のドラマがありました。

このお話は、イナリダイジのメルマガにて

沢山、お話しさせていただけるかと思います。

皆さま、お楽しみに!!

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