月次祭 光明稲荷神社 令和四年四月十五日 「心身が洗われる大祓詞」
皆さま、こんにちは。光明稲荷 神職 髙野みどりです。
本日は、令和四年四月十五日 光明稲荷神社 月次祭を執り行わさせていただきました。
昨日からの春雨の朝。春霞に煙る山々、、、。
いつも囀りを聞かせてくれる山鳥たちも、今朝は雨が止むのを
静かにそっと待っているよう。。。待ちきれずに鴬たちの声が藪の中から聞こえてまいります。
まるで、平安の雅、万葉集にある情景のような厳かな朝。
月次祭、無事に執り行わさせていただきました。
神事をしておりますと、どこからともなく、神殿前の鈴の音がカランカランと
遠くから聞こえてきました。
清々しい朝、神殿に鳴り響く鈴の音が。。。
当社は、ささやかな内拝殿のみですので、鈴はございません。^^;
なので、どこの鈴?? 不思議でした。が、、、
本当に心が洗われる。 英気をいただけた、そんな気がいたしました。
有難きことでございます。
「心が洗われる」ということについては、「大祓詞」です!!
皆さま、ご存じの通り、年に二回、六月と十二月にある「大祓式」で
奏上いたしますあの、「大祓詞」です。(*^-^*)
この「大祓詞」は「罪穢れを祓い清める」ための大切な祝詞の一つですが、
単に、悪いことをした罪を祓うとか、災いを追い払うとか、
とにかく「悪いものを神様に追い出してもらうため」そんなイメージのものと
多くの皆さまが感じていらっしゃるかと思います。
一概には間違ってはいないのですが、、、(^^ゞ
この「大祓詞」は本当に奥深い祝詞なのです。
もちろん、神々に祓って清めていただける素晴らしい祝詞。
ただ、それだけではないのです。
「神々に祓って清めていただける」ことは、つまり、
「身も心も清らかな状態に戻していただける」
ということは、、、、
神の子として「元々の清く強く元気な素晴らしい御霊に帰していただける!!」のです。!(^^)!
身体だけをリフレッシュするだけではなく、
人知では中々、出来ない御魂の浄化をしていただける。
より大事な自身の御魂を綺麗にしていただけるのです。
こんな素晴らしい祝詞はありません。
時代の流れで、大祓詞は陰陽師、密教、民間信仰、新興宗教などとの関りが
沢山、あり、今も神道のみならず奏上されることがあります。
つまりは、それだけ、強く素晴らしい祝詞、ということなのです。
月次祭のみならず、必ず、奏上いたしますこの大祓詞。
本日も、心身がよりリフレッシュさせていただき、
強い心と強い身体で、大神さまから戴いた大切な生業をさせていただけます。
本日の月次祭での大神様から戴いたテーマは、
「鈴の音」そして「大祓詞」
きっと「浄化の大切さ」についてだったのかな、と思いました。
さあ、いよいよ四月後半、本格的な春です!!
大祓詞で浄化していただき、エンジンをかけ直して
さあ、走り始めましょう。
笑う門には福来る!!!
皆さま、お元気でお過ごしください。(*^-^*)