toggle
2022-02-10

初午大祭 令和四年二月十日 光明稲荷神社

 

みなさま、こんにちは。

光明稲荷 神職 髙野みどりです。

 

本日は、令和四年二月十日。

初午大祭を斎行させていただきました。

 

本日は京都伏見稲荷大社をはじめ、日本全国の稲荷神社、

そしてお稲荷様を家屋敷、また、会社や事務所、店舗などに

お祀りされておられる方々、全国各地のあちこちで

初午大祭が賑やかに斎行されていることでしょう。

 

当社は、ささやかなご神殿ではございますが

京都伏見稲荷大社より、ご分霊を賜り

ご奉斎させていただいております。

☆彡  ☆彡  ☆彡  ☆彡  ☆彡

当社の神事は、神前拝礼から始まります。

 


 

そして、神事で大神様の前に向かいます前には

必ず、修祓(しゅばつ)です。

まずは、わが身を浄めます。

そして、ご神前にご奉納しましたご神饌、玉串の榊、ご奉納の品々を

清め祓います。

 


 

磐笛を奏上し、鎮魂。(ちんこん、又は、たましずめ)をいたします。

身も心も清らかに、そして、神前に取り巻く気も清らかに。

神々に清らかなエネルギーをお届けいたします。

警蹕(けいひつ)は、これから神事をさせていただきますので

この御社に、ご降臨いただきますようにと、

大神様にご報告する所作をいたします。

 


 

大祓詞を奏上し、身も心も清らかになりますように願います。

大神様の御意志のままに、御魂清らかに、、、。

祝詞では、この目出度い初午祭を寿ぎ、

大神様にお祝いの言葉と共に、ご守護いただいております

感謝を込めて奏上いたします。

 


 

畏れ多くも宇迦之御魂大神様より、

尊きみ言葉を賜りました。

 


 

髙野みどり、感無量でした!!!!

誠に有難きお言葉でございました。

ありがとうございます。

 

実は、神事が始まります前、いつものように、

ご神殿に設置しました三段案(祭壇)に載せました

ご神饌の並びや状態を確認しておりますときに

いつになく、今までにないような 大きく、

温かな光に包まれるかのようなエネルギーを感じました。

 

そして、そのエネルギーを感じ取りましたらば、

なぜか、母の愛に包まれるかのように安心感、

幸福感に包まれました。

 

ああ、大神様がお越しになられていらっしゃる。

そう、確かに感じられました。

そして、お喜びになられておられる、と。

 

なんとも、有難いこと。

なんとも、畏れ多いこと。

 

神事を始める前に、このような感覚に包まれて

涙がこぼれ出そうになりました。

感謝と共に、大神様の元、未熟ながらも一生懸命に

今後も随神の道、邁進してまいります。

 


 


 

皆さまから、数々のご奉納の品々、

お玉串料をたまわりました。

温かきお気持ちをいただき、誠にありがとうございます。

大神様に戴きました大切な皆さまとのご縁。

少しでも皆さまのお役に立てれるように

益々、精進努力を怠らず、進んでまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 


 

この度も真鯛をご奉納いたしました。

イナリダイジ、渾身の作でございます。!(^^)!

 


 

☆彡   ☆彡  ☆彡  ☆彡  ☆彡

「初午」は、「はつうま」と読みます。

たまに、「はつうし」???と間違える方もいらっしゃいますが(笑)

この「初午」、なぜ、稲荷大神様に関係が深い日なのでしょうか?

稲荷大神様の歴史を少しお話しさせていただきましょう。

稲荷神社の総本山ともいわれる京都伏見稲荷大社にお祀りされている

主祭神、宇迦之御魂大神様は稲荷大神であられます大神様は、

和銅四年二月初午の日に初めて稲荷山の三ケ峰にご鎮座されました。

 

稲荷神社では、立春から初めての午の日に執り行なう祭典の事を

「初午」として 毎年、大神の広大無辺なるご神威を仰ぎ奉るお祭、

「初午大祭」が盛大に執り行われております。

☆彡   ☆彡   ☆彡   ☆彡   ☆彡

「初午信仰」は稲荷大神さまの鎮座縁起に加えて

陰陽の信仰と中国の十二支の思想が習合し、時代と共に

成長して行ったものだそうです。

☆彡  ☆彡   ☆彡  ☆彡  ☆彡

また、「初午詣」(はつうまもうで)は、

古来から「福詣」とも呼ばれております。

 

前日の巳の日から、ご社頭は参詣者で埋まり、

京洛初春第一の祭事とされています。

 

稲荷大神さまがご鎮座された日が初午の日に当たり、

前日の宵宮(よいみや)が初己(はつみ)の日となり

己と身の言葉が相通じるところから「身の福を得る」という信仰が生じ

この日を「福参り」とも称しているそうです。

 

また、二日前の辰の日には稲荷山の杉と椎の枝で作った“青山飾り”

ご本殿以下摂末社に飾りこの日を迎える習わしがあります。

 

また社頭で参拝者に授与されている「しるしの杉」

商売繁盛・家内安全の御符(しるし)として、

古くから拝受する風習が伝わっています。

 

節分、初午を機に本当の新年が参りました。

いよいよ、本格的な始動ですね!! (^ ^)v

大神様の御守護の元、良き流れに乗り、

皆さまにとりましてなお一層、

素晴らしい光り輝く幸せな一年となられますように!!

関連記事