令和三年師走大祓式 光明稲荷神社
皆さま、こんにちは。
光明稲荷 神職 髙野みどりです。
令和三年十二月三十日、清々しく澄んだ空の下、午後二時より
光明稲荷神社師走大祓式を斎行させていただきました。
本年度もコロナ禍において、皆さまの安心安全を鑑み
ご参列者はご遠慮いただき 神職 髙野みどり、のみで
斎行させていただきました。
この度も ご縁深き皆さま方より沢山のご奉納の品々、初穂料を賜りました。
大神様の為にと、年末お忙しい中、皆様がお時間を割いてお手配、
お送りいただきましたこと、皆さまのその温かきお気持ち、
お気遣いに本当に嬉しく感謝でいっぱいです。
誠にありがとうございました。
皆さまのお顔を浮かべつつ、大神様に髙野みどりが代わりに
お気持ちをお伝え申し上げさせていただきました。
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師走大祓式では、まずは人形神事をさせていただきます。
祭式をさせていただきます神職の身をまずは清め祓い、神事を始めます。
そして、皆さまからお送りいただきました人形を清め祓いし、
これから人形流しの儀では祓戸四柱の神たちの御力により
皆さまの罪穢れを取り払い持ち去っていただき、
さらには、大神様の清き尊き、新しき気が宿らせていただけますようにと
今後のご健康ご多幸をご祈念いたします。
大祓詞 宣読 ( おおはらえことば せんどく ) 。
通常、大祓式では皆様の方に向かって大祓詞を宣読いたしますが
この度は参列者がおられない状況ではあります為、
この場にいらっしゃらない皆さまの今、住まわれておられます方角に
向かい 宣読させていただきました。
人形神事の後、ご神殿に向かいまして大祓式をさせていだきます。
神前拝礼から始まり、式次第に沿って滞りなく神事を進めてまいります。
磐笛を奏上し、自らの御魂を鎮めます。
そして、大神様の周りを取り囲むエネルギーをも浄化いたします。
自らの御魂が元の姿に立ち戻り、一切の罪穢れが浄化され、
畏れ多くも大神様と一体となれますのにふさわしい御魂に近づくことが出来、
世の平和を願う思いが大神様に届きますようにと祈念し奏上いたします。
そして、大祓詞奏上。
この一年で知らず知らずにおかした罪穢れを残すことなく清め祓い
神々の御心に沿えることのできる御魂、
元の清らかな御魂に立ち帰らせていただけるように、と奏上します。
祝詞奏上。
いつにもまして、緊張いたしました。
本年度最後となります大きな神事でございます。
今まで過ぎ去った数多の出来事、未熟ながら至らなかったわが身を振り返り
恥ずかしい思い、申し訳なさ、後悔、反省が湧き出る水のごとく出てまいります。
しかし、未熟なれども走り続けた一年間。
一生懸命だった年でした。
二年にも及んでしまった、このコロナ禍で私を含め皆様も
必死に歯を食いしばり、頑張ってこられたことと思います。
その辛きすべての思いを浄化し、新たに来る年に向けて
大神様に強く大きく、より清らかな元気な気へと変えていただけますよう
願います。
本年度の師走大祓式も無事に滞りなく終了しました。
そして、いよいよ、人形流しの儀 でございます。
まずは、祓戸四柱大神様たちにご祈念します。
皆さまのお顔を思い浮かべ一枚一枚に思いを込めて
祓戸四柱の神々に祈念しつつ、流していきます。
川から海へと、皆様の罪穢れを載せた身代わりとなった形代が
流れていきました。
祓戸四柱大神様に人形全て、海へ運んでいただけるようにと
石に引っかかってしまいそうな人形を残すことなく、
イナリダイジ、身体を張って、がんばりました~!! 冷たいっっ!! ( ;∀;)
ご苦労様でした。
こうして、無事に本年度師走大祓式、人形神事、終了させて戴きました。
大神様、本年もたくさんのご加護賜りまして誠にありがとうございました。
皆さまの新たな年が輝かしい素晴らしき年となりますように。