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2021-12-16

新車清祓交通安全祈願祭 執り行わさせていただきました。

皆さま、こんにちは。光明稲荷神社 神職 髙野みどりです。

令和三年十二月十六日、新車清祓交通安全祈願祭を執り行わさせて

いだきました。


近日まで天気予報、雨が心配な状況でしたが、

前日になり急に「晴れ」マークに!!!

大神様、ありがとうございます!!


いつもながら、びっくりでございます。

今まで私どもが執り行わせていただいた神事、

一度も「雨天延期」ということがありませんでした。

今までには、神事予定日の前後が台風の時、大雪の時もありました。

が、現在まで無事に斎行させていただく事ができております。

これは、「大神様のおかげ」である事と、深く感謝しております。

 

 

さて、この度の神事、以前より長きに渡り、私どもを信頼信用くださり

稲荷大神様の神棚報斎をはじめ、様々な神事、

ワンちゃんやご家族様のセッションなどご依頼いただいております方からの

お申し出により、この度の神事のご奉仕をさせていただく事になりました。

素晴らしいご縁をいただき、感謝と共に神事のお役賜りました事、

大変光栄に存じ誠心誠意、ご奉仕させていただきました。

 

さて、神事は神前拝礼から始まりまして 式次第に従って進みます。


大神様の前にて神事させていただく前には必ず、修祓(しゅばつ)をします。

修祓の為の用具、大麻(おおぬさ)、塩湯(えんとう)で自らの身を浄め祓い、

ご神饌、玉串、参列の方を祓い清めてからその後の神事を斎行していきます。


鎮魂(ちんこん)では己の御魂を鎮め、神前周りの御魂も鎮まり清まりますように

祈念します。

開式報告の儀では、大神様に、これから神事をさせていきます、とのご報告と

この御社にご降神いただくようにお願いいたします。


大祓詞で一切の穢れを祓い清めていただき神様の御心に沿える御魂に

戻していただきます。

そして、祝詞奏上です。

此度の神事、新車が何事もなく安心安全に運転できるように

眼に見えない悪しき禍事(まがごと)無いように、

今後も身も心も穏やかに幸多く過ごすことが出来るようにと大神様に

ご祈念いたします。


外に出まして、新車を浄める「清祓いの儀」です。


新車の前にて、「これから祓い清めます。」と大神様に祈念させていただきますと、

新車の方からも「よろしくお願いいたします。」とのエネルギーが伝わって

まいりました。 エネルギー的に楚々とした女性のようです。

走りは、スーッと滑らかな走りを好むタイプでした。

「ああ、これならば良いです。前の車はヤンチャでしたから」(笑)と

ご依頼者様にお伝えしました。

 

さて、斎庭にて新車をくまなく、祓い清めてまいります。

新車とはいえ、エンジニア、整備などいろんな方の手が入っています。

残留思念などが無いように、祓い清めます。

たま~に、良からぬ霊的な影がある場合もありますが、

今回は、青い色のつなぎを着たしっかりとした几帳面なエンジニアの姿が

観えました。 これならば、問題ないです!! (*^-^*)


さてさて、この度の新車清め祓い神事を始め、神事の前には

たくさんの準備があります。

特に夏越大祓式の茅の輪を筆頭に、大神様ご神殿の大きなしめ縄つくり、

地鎮祭、井戸清め嫌いなど、外に斎竹を設置したりする

大がかりな作業がありますが、イナリダイジが担当で、いつも老体にむち打ち、

身体を張って(笑)頑張って設置してくれます。 本当に有難いことです。

 

今回の神事。敷地内に「新車の清め祓い神事」を執り行うためのスペースの

「斎庭」(ゆにわ)を取る作業がございました。

これについて少し、お話しさせていただきましょう。

 

まずは、イナリダイジは愛鷹山に入り、青竹を4本、取ってきます。

こちらは、以前よりイナリダイジが山歩きで偶然、知り合いになった方の

山にある立派な竹を神事の時には了解を得て取らせていただいております。

山に入ると、山の精霊様にご挨拶し、許可を賜り竹を切り出していきます。

もちろん、竹を切る前にも、大神様神事の為に竹の尊い命をいただくのですから

しっかりと、竹にもその大事なお役のことを申し伝えて、

許可いただき、丁寧に切り出させていただきます。

 

今回は、竹林まで距離があるので、軽トラをチャーター(笑)して運びました。

イナリダイジが運んでくれたこの青竹は、斎庭に張り巡らす「斎竹」(いみたけ)

というものに使います。

よく、地鎮祭などで、更地に竹が4本立ててあるのを皆様もご覧になられたこと

があろうかと思います。 そうです、これが「斎竹」です。

外で神事を執り行う、外祭のため、神聖な場所を作るために

竹を4本立ててしめ縄を張り、紙垂(しで)を付け設置します。

 

さて、運び入れた青竹は、刈り取った後、そのままにして置くと

葉がしおれてしまいます。

ですので、青竹の茎にドリルで穴をあけて、水で少し希釈した酢をいれて

あげます。 そうすると、神事の時まで葉がしおれずシャキンとしてくれます。

 

酢水を入れた元気な青竹をスペースの四方を囲むための斎竹(いみだけ)を

四本打ち、しめ縄を張り、紙垂(しで)を付け神事を斎行させていただく

神聖な場所、斎庭をつくるのです。

今回もイナリダイジ、ご苦労様でした。(*^-^*)

さて、清め祓いの終盤。切麻(きりぬさ)で最終のお清めです。


神殿前に戻り、大神様玉串奉奠です。

この度の御祈願、しっかりと、ご祈念させていただきます。


神事も終了に近づきました。 少しずつ、お上げさせていただいたご神饌をお下げしていきます。


無事に神事が終了しました。

大神様、誠にありがとうございます。

お下げさせていただきましたご神饌は、ご依頼者様に

大神様からのお下がりとしてお持ち帰りいただきます。

神事の後は、コロナ対策万全に、暫しの時間、

久しぶりにお逢いしましたご依頼者様と

直会(なおらい)として歓談させていただきました。


大神様のもと、これからも安心安全に新しい車と共に楽しく元気に

過ごされますように。

この度は誠にありがとうございました。

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